デジタルサイネージ製品の種類とその特徴について

デジタルサイネージには、さまざまな製品があり特徴もそれぞれです。大別すると2つの配信方式があり、直訳すると孤立を意味するスタンドアロン方式とネットワーク方式が挙げられ、ネットワークを介した方式か介しないかという違いです。同じ方式の製品の中にもさまざまな種類があり、今回はそれぞれの方式の代表的な製品の種類と特徴について解説します。まずはスタンドアロン方式ですが、映像表示機器に再生機器を直接つなげて配信する方式であり、設置が簡単で導入の費用が比較的に安く、特別な設定や操作の必要がないため、導入や運用がしやすいという特徴があります。

操作が簡単なので特別な研修を必要とせず、リモコンで操作する製品も多いため、手軽にすぐ導入したい方や試しに導入してみたい方にお勧めです。種類は、ディスプレイを自由に選択する選択型と、ディスプレイにサイネージ機能を搭載した一体型の2種類に分かれます。デジタルサイネージ用のディスプレイは、さまざまな厳しい環境の中で長時間にわたり連続的に運用するために、高い耐久性や堅固性などを必要です。特に屋外への設置を目的とする場合は、風雨や直射日光・気温などに耐え得る屋外用のディスプレイを選ぶ事をお勧めします。

次にネットワーク方式ですが、ネット接続により複数の機器の設定や配信コンテンツを一括に管理する方式であり、電源のオンとオフや画質などの調整・設定や、配信をグループもしくは個別に設定・更新、柔軟なコンテンツの配信設定などができます。種類は運用方法の違いにより分かれ、自社内にサーバーを設置して運用するオンプレミス型と、外部のクラウド環境を利用するクラウド型の2種類です。遠隔地への配信や、サーバーの構築や保守・管理が難しい場合は、クラウド型がお勧めです。さまざまな製品があるデジタルサイネージですが、導入を検討の方は、運用の目的を明確に上でその目的に合う製品を選択しましょう。

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